小学校教師のつぶやき!嫌いな先生だって一人の人間?
教員になって20年。
色々な子どもと、色々な親に出会いました。
私は、図々しくも、
親や子どもを幸せにしたい。
幸せになるための手助けをしたい。
そんな風に思いながら、
今日も学校に行っています。
しかし、すべての親が、私の言葉に
耳を傾けて下さるわけではありませんし、
余計なお世話だと思われて、
反発されることもたまにあります。
ここでは、中々面と向かって言えないけれど、
教員として思っていること、
また皆さんに伝えたいと思うこと、
そんなことを書いていきます。
学校で一番学ぶこと
今の子どもたちの将来に必要な力は何か?
その答えを、私はコミュニケーション能力だと考えています。
人と人との関係の中で存在する職種は、
無くなることはないと考えられています。
仕事のストレスの多くは人との摩擦であり、
これが少ない人はそれだけストレスは少ないです。
学校という場所は勉強する場所です。
しかし、勉強だけする場所ではありません。
子どもは親が大好き
愛情というのは不思議なもので、
目には見えないけれど、
みんな求めているのです。
ではこの見えないものをどうやって知るのか。
それは言葉しかありません。
小学生の子どもに、
あなたのことを心から愛しているのよ。
そんな風にストレートに言える親は、
日本にはなかなかいないと思います。
ただ、気持ちは言葉にして伝わる。
いえ、言葉にしないと伝わりません。
公立の学校は色々な人が集まる場所
「うちの子はあの子と接触しないようにしてください!」
「あの子とクラスが違わないと学校にいけません!」
時々保護者の方からこんなご意見をいただきます。
もちろん人間ですから合わない人はいるでしょう。
大人でも多いのに、子ども同士ならなおさらです。
しかし、社会に出てからこれが通用するでしょうか?
「同僚が気に入らないから仕事に行きません。」
「取引先の人と合わないので、代えて下さい。」
当然そんなことは認められないでしょうし、
相手ではなく自分の評価を下げるだけでしょう。
子どもを親として真剣に叱る
最近の親子というのは、
本当に仲が良いなあと感じます。
特に女の子とお母さんの関係は、
まるで友達のように感じます。
親子同士、仲が良いのは、
とても良いことだと思いますし、
相談できる間柄だとしたら、
本当に素晴らしいと思います。
しかし、子どもと良好な関係を築くために、
変に子どもに気を使ってしまって、
子どもから嫌われないように振る舞う。
そういった親子関係になっている、
保護者の方もいるようです。
勉強と将来
最近は子どもの意見を尊重する風潮になり、
無理やり何かをやらせるということが、
とても悪いことのように言われます。
勉強が苦手だからやらないという子に対して、
親も仕方がないかとあきらめてしまう場合が、
多いように私は感じています。
しかし、それで本当に良いのでしょうか?
