現役小学校教師が語る幸せな子育て法!小学生の勉強法伝授!

親の口ぐせを振り返ろう!マイナス発言は子どもに伝わる?

 

 

ああ、もう今日は疲れた。
眠いから無理だわ。
えー!めんどくさいなあ。

 

 

これは最近の小学生が、普段から
よく口にする言葉です。

 

 

しかも1年生2年生といった、
低学年の子までも、
こんなことを言うから驚きです。

 

 

一方で、エネルギーにあふれて、
こういうマイナス発言を、
全く言わない子どももいます。

 

 

この差はいったいどこから来るのでしょうか?

 

 

今回は、親の口ぐせを振り返って、
子どものマイナス発言を減らす、
という話を書いていこうと思います。

 

 

子は親の鏡!?

 

 

昔から「子は親の鏡」ということわざがあります。
子どもの行動は、親の行動を真似したもので、
その結果よく似てくるということですね。

 

 

学校の教師をしていると、
この言葉は本当だと、実感します。

 

 

乱暴な口調の子どもの保護者は、
やはり家庭で乱暴な言葉を使います。

 

 

人の悪口ばかり言う子どもの保護者は、
やはり家庭で人の悪口を言っています。

 

 

逆によく笑うユーモアのある子の保護者は、
やはり笑顔のある人が多いです。

 

 

おっとりした性格の子の保護者は、
やはり保護者もおっとりしています。

 

 

必ずこれが当てはまるわけではありませんが、
子どもが長い時間過ごす家庭の中の大人、
つまり親をはじめとした保護者の姿が、
子どもの行動に直結するのは当然です。

 

 

冒頭に合った、疲れた、眠い、めんどくさい。
こういった言葉も、親が家で言っているのを、
真似して言っている間に、
自分の言葉になってしまったのでしょう。

 

 

口調が乱暴だったりするのは、
仕方がないのかもしれませんが、
言葉のチョイスだけは、
親が気を付けることができると思います。

 

 

マイナス発言が子どものクセになると、
これからの成長にも影響していきます。

 

 

マイナス発言は人をダメにする?

 

 

そもそも小学生というのは、
大人と比べると、エネルギーが、
圧倒的にあふれています。

 

 

何でも楽しむことができるし、
何でも挑戦しようとする。
そういった力があるのです。

 

 

しかし、何かを始める時に、
「めんどくさい。疲れた」
そういう発言をセットで言っていると、
そのエネルギーが無くなってしまいます。

 

 

試しに握力計で握力をはかる前に、

 

「やるぞ!絶対記録を出すぞ!」
と、前向きな発言をした場合と、

 

「疲れた。めんどくさいなあ」
とマイナス発言をした場合、

 

後者の方が、明らかに記録が悪くなります。

 

 

不思議なもので、言葉、
特に自分が発した言葉というのは、
ブーメランのように自分に返ってきます。

 

 

マイナスの発言ばかり繰り返している、
自然と力のない子どもに育ちます。

 

 

また、いつもマイナスな発言ばかりすると、
友達が周りから減っていきます。

 

 

やはりそういった言葉によって、
エネルギーが吸われてしまいますので、
自然と敬遠するようになるのでしょう。

 

 

その結果一緒にいる友達も、
同じようなマイナス発言をする子になり、
お互いに言い合うことで、
負のスパイラルに入っていきます。

 

 

マイナス発言は百害あって一利なし。
子どもの口ぐせにしないようにしましょう!

 

 

マイナス発言を口ぐせにしたいために

 

 

子どもにマイナス発言をさせないためには、
やはり親が普段の言葉を注意しないといけません。

 

 

といっても、親自身が、
マイナス発言が口ぐせになっていると、
ふとした時にそういった言葉が出るでしょう。

 

 

それをやめるためには、
やはり親自身が変わるしかありません。

 

 

疲れたり、めんどくさいと思った時に、
それを口にするのをやめましょう。

 

 

毎日鏡で顔を洗った後に、
ニコッと一番良い笑顔をして、
「今日も一日良い日になりそうだ!」
とポジティブな発言をしてみましょう。

 

 

仕事で嫌なことがあって辛い時は、
スキップしながら帰ってみましょう。
人はスキップをしながら、
嫌なことは考えられないそうです。

 

 

子どものため、何より自分自身のためにも、
ネガティブマイナス発言をやめて、
ポジティブプラス発言をしていきましょう。

 

 

最後に

 

 

もともと私も主人も、
あまりマイナス発言をしません。

 

 

ある日子どもが「めんどくさいなあ」
という言葉を家で言った時に、
先ほど書いたような、
体に悪いという話をしました。

 

 

おそらく学校で友達が言っているので、
同じように言ったのでしょう。
それから、子どものマイナス発言には、
少しだけ敏感になるようになりました。

 

 

こうして家庭で言葉の選び方を、
しっかりと考えていることによって、
正しく、そして良い言葉を、
子どもは使えるようになります。

 

 

普段から使っている言葉というのは、
本当に大切だと思います。

 

 

ぜひ子どもがプラスの言葉を言えるように、
家庭で取り組んでいただけたらと思います。

 

 

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