現役小学校教師が語る幸せな子育て法!小学生の勉強法伝授!

男の子には料理を!女の子には工作を!何でもやらせよう!

 

 

おもちゃ屋さんに行くと、
男の子のおもちゃコーナーにはブロックや車
女の子のおもちゃコーナーにはままごとや人形
そういったものが並んでいると思います。

 

 

本能なのか環境なのかは分かりませんが、
男の子は男の子らしい遊びをするようになり、
女の子は女の子らしい遊びをするようになる。
大人になってからも、それは続きます。

 

 

料理が全くできない女性をバカにしたり、
機械音痴の男性をバカにしたりする。
そういったテレビ番組を見ることがあります。

 

 

男女差別だと私は全く思いませんが、
今の時代、男性も女性も両方できるべきだと思います。
料理ができる男性は素敵ですし、
機械に強い女性はかっこいいと思います。

 

 

しかし、それは大人になってから
急にできるようになるわけではありません。
小さいころからそういった経験をつませるべきなのです。

 

 

今回は男の子にも女の子にも
ぜひ経験させたいことについて書いていきます。

 

 

料理ができる子は素敵!

 

 

私が小学生だったころの話です。
勉強も運動も良くできる男の子がいました。
周りの子も私もその子が何でもできるので、
スーパーマンのように感じていました。

 

 

ある時、調理実習をクラスでやった時、
スーパーマンのその子はお米を炊く担当でした。
調理実習が始まって5分くらいたった時に、
女子の一人が悲鳴を上げました。

 

 

野次馬精神が働き、急いで見に行くと、
お米を研ぐボールが泡で覆われていました。
よく見ると、泡の正体は洗剤でした。

 

 

後から聞くと、スーパーマンのその子は、
「台所に男の子が入るものじゃない」という教えで、
家でお母さんがお米を研いでいるところを見たことも、
ましてや自分でやったことは一度も無かったそうで、
お米を洗剤で洗ってしまったそうです。

 

 

当時ですら、「今時そんなきまりがある家があるの!」
と、驚きましたので、今ならなおさらでしょう。
周りの子に笑われて、さらに班のお米をダメにしてしまい、
その子は顔を真っ赤にしてずっとうつむいていました。

 

 

それから数ヶ月後に、再び調理実習がありました。
実習の内容はリンゴの皮むきで、
クラスの男子達は、みんな苦戦していました。

 

 

その中で、一人すいすいとリンゴの皮をむく子がいました。
それはお米を洗剤で洗った、スーパーマンの子でした。

 

 

「料理全然見たことも無かったんでしょ?」
と私が驚いて、聞くと、彼は
「あれから料理をやらせてもらってるんだ!」
と答えました。

 

 

当時小学生だった私は、
純粋に彼のことをかっこいいと思いました。

 

 

先日同窓会で彼に会う機会があったので、
調理実習の時の話をすると、笑いながら彼は言いました。
「あの時恥ずかしかったから、泣いて母親に頼んだんだよね。
台所に入れてくれ!俺にも料理をやらせてくれ!ってね」

 

 

彼も結婚して2人の子どもがいるそうですが、
週に一回は奥さんのために料理を作っているそうです。

 

 

あの時に恥ずかしい思いをしたおかげで、
家で料理をする経験をさせてもらうようになり、
彼は大人になった今、料理をすることができるのです。

 

 

料理ができるようになったことで、
彼はまた一つ自分に自信をつけることになり、
愛する家族を幸せにできるようになったのです。

 

 

小学校の教師になって、調理実習をやることも多いです。
そんな時に、家庭環境によって大きな差があると感じます。

 

 

家でよく料理をやっている子は包丁さばきも上手ですし、
逆に見ていて怖い包丁づかいの子もいます。

 

 

少々勉強が苦手でも将来使う場面は少ないですが、
料理が全くできないのは困りますよね。

 

 

私の家では、月に2回、
子どもたちが料理を作る日を設定しています。
兄弟3人で、家族の料理を作るのです。

 

 

最初こそ見ていて心配になる手つきでしたが、
今ではすごい料理を出してくれる時もあります。
まあ材料費もすごいことになってますが(笑)

 

 

もし数年後に一人暮らしをしても、
うちの子達は自炊の心配は全くありません。
家族のために子どもたちが料理を作る日を、
まずは一品からでもいいのでつくってみませんか?

 

 

ゲームや機械の設定は自分で!

 

 

最近は様々な最新機器がどんどん出て、
私も全然ついていくことができません(笑)
ただ、自分ができないから子どももできないだろう。
そんな風に思ってはいけません。

 

 

主人のアイデアで、ゲームやパソコンを買った時に、
子ども自身で設定させることにしました。

 

 

小学生のころは、買ってもらったゲーム機の設定が全くできず、
新品のまま1週間くらい転がっていることもありましたが、
最近では私が分からない接続も簡単にやってしまいます。

 

 

もちろん最初のころは、ヒントをあげたり、
説明書の大事なところに線を引いたりしてあげました。
大切なのは、自分で挑戦して達成させることです。

 

 

今の時代、パソコンやスマホの設定ができないと、
働くのにも苦労してしまいます。

 

 

学校でどれだけ勉強したとしても、
そういったことは教えてくれません。
ではどこで学ぶのかというと、
それは家庭生活しかないのです。

 

 

子どもがこれから生きていく未来を考えれば、
家庭生活の中で経験できることは、
積極的に子どもにやらせていくべきでしょう。

 

 

最後に

 

 

今回は料理と機械の接続の話だけでしたが、
私の家ではそれ以外もやらせています。

 

 

例えばネットショッピングや、
郵便物を配送業者で送る作業、
町内会の祭りの出店の手続きと営業

 

 

ネット社会で買い物や出品をしたことが無いのは、
大きな経験不足になりますし、
自分で店を出して、色々なことを考えるのは、
働くときに大きな経験になるでしょう。

 

 

子どもがいきていく将来に、
そういった経験がいきてくると私は信じています。

 

 

>>幸せな子育て法のポイントに戻る

 

こちらもよく読まれているページです

自立には自分のことは自分で!
親がどれだけ愛情をかけて守ってあげても、それは一生続くものでは無いでしょう。いつかは親元を離れ、自分の力で生きていく。それを願わない親はいないはずです。今回は最終的に自立できる子どもにするためには、どうすれば良いかを書いていきます。
運動ができない子ども
勉強が全然できなかったとしても、足がメチャクチャ速いだけで、その子はクラスのヒーローになれます。つまりは、逆もまた然りということです。運動ができないということについて、大人は「そんなことくらい」と思い、勉強ほど熱心にならない親がほとんどです。しかし、子どもの自信や自己肯定感は、小学校時代の運動が大きく関係しています。
強くたくましい子どもにする!
なにくそ!次こそはやるぞ!と、なってがんばれるに育ってほしいでしょう。これからの時代、心が強くたくましいというのは、それだけで大きな武器になります。今回は、強くたくましい子どもにする方法について書いていきます。
親の口ぐせを振り返ろう!
ああ、もう今日は疲れた。眠いから無理だわ。えー!めんどくさいなあ。これは最近の小学生が、普段からよく口にする言葉です。しかも1年生2年生といった、低学年の子までも、こんなことを言うから驚きです。一方で、エネルギーにあふれて、こういうマイナス発言を、全く言わない子どももいます。この差はいったいどこから来るのでしょうか?
話を聞ける子供にする!
他人の話をきけいない子は、家庭で親に話をあまり聞いてもらっていません。スマホが普及して、一緒にいてもスマホを見ながら、適当に話を流してしまっている。話を聞ける子にするには、まず親が子どもの話を聞くこと!今回はそんな話をしていこうと思います。
早寝早起きは一番大事な家庭教育!元気で健康な子どもに!
朝学校に行き、教室に入ると、子どもたちがとても眠そうにしている、そんなことがよくあります。最近の小学生は忙しいです。夜遅くまで行われる習い事、家に帰ってから塾の宿題、寝る時間は自然と遅くなります。私は早寝早起きに関して言えば、親の協力なしでは絶対できませんし、親が絶対にやらなければならないことそんな風に感じています。
小学生の体の歪み?寝返りが打てる硬いマットレスで改善!
夜は9時ごろに寝ているのに、なぜか朝眠い状態になっている。運動しているのに、全然体力がつかない。そんな状態の人は、一度自分の寝具を見てみましょう。今回はマットレスの硬さと、骨盤のゆがみについて書いていきます。
食事の時間にテレビを見ない!家族の会話を大切にしよう!
小学生のころから食事中に会話をするクセがあれば、何かあった時も、表情や声の感じで、親が気づいてあげることができます.。また、家族の会話の中でこそ、語彙を増やしたり、会話のテクニックを上げたり、多くのことを学ぶことができるのです。今回は家族の会話の大切さと、テレビを見ないようにする方法を書いていきます。
ユーモアのある子ども
私の若いころと違い、今の子どもたちにとって、お笑い芸人は憧れの仕事になっています。現代において、笑いのセンスやユーモアというのは、コミュニケーションにおいて必要不可欠と言ってもいいでしょう。今回はユーモアのある子どもの魅力と、それを育む家庭について書いていきます。

サイトTOP