反抗期の子どもに話をする方法!話せるタイミングを考える!

反抗期の子どもに話をする方法!話せるタイミングを考える!

 

反抗期の子どもと話をすると、
イライラした態度をとられてしまい、
ついついこちら側も感情的になってしまいます。

 

 

私もクラスの中で合わない子どもと話すと、
あちらの態度に感情的になってしまい
どうしても口調が強くなってしまいます。

 

 

クラスの子どもであれば、他人の子でもありますし、
私も仕事として冷静にやっていくこともできます。
しかし、自分の子どものこととなると、
そうはいかないでしょう。

 

 

私が反抗的な子どもと関係をきずいて、
私の話を聞いてもらえるようにする時には、
いつも気を付けていることがいくつかあります。

 

 

自分の子どもが反抗期の時にも、
このポイントを押さえていると、
自然とうまくいくようになりました。

 

 

今回は反抗期の子どもと上手に話をする、
そのタイミングとテクニックについて書いていきます。

 

 

反抗期の子どもは話を聞いていない?

 

 

自分が話をする時にいつも空返事。
目を合わせないし、ひどい時には返事もしない。
子どもに何か話をしたくても、話を聞きたくても、
全くこちらに意識を向けてくれない。

 

 

こんな状態で話をしても意味が無い。
独り言と一緒じゃないか。
そんな気分になる時もあるでしょう。

 

 

その態度にイライラして感情的になり、
子どもはますます態度を硬化させてしまい、
関係が悪くなっていく。

 

 

私もよくあるのですが、聞いていない(ように感じる)
クラスの子どもに話をしていて、
その時は無駄なように感じるのですが、
意外と子どもは話を聞いているのです。

 

 

「先生あの時僕にこんなこと言ったよね」
「先生私に約束するっていったじゃん!」
そんな言葉に、こちらが驚くことも多いです。
都合のいい時だけと思うこともありますが(笑)

 

 

大人は聞いていないように感じていても、
子どもは話を受け止めてくれています。
逆に言うと怒鳴るような感情的な言葉でさえも、
子どもの心は受け止めようとしてくれているのです。

 

 

独り言のように感じるかもしれませんが、
こちらが伝えたいことはしっかりと言葉に出して、
子どもに話しかけていくことは、
決して無駄なことでは無いのです。

 

 

反抗期の子どもに話をするポイント

 

 

反抗期の子どもに話をする時には、
いくつかのポイントがあると思います。
私も反抗的な子どもに対しては、
いつも気を付けているポイントです。

 

 

1 話かけるタイミングを考える

 

2 自分の話をする態度を振り返る

 

3 一人の人間として認めてあげる

 

 

それでは順番に紹介していきましょう。

 

 

話かけるタイミングを考える

 

 

反抗期の子どもは生活時間の半分以上が、
イライラしている状態だと考えましょう。
学校にいる時はそのイライラを抑えているとすれば、
家にいる時間の大半がイライラ時間です(笑)

 

 

そのイライラをこちらにぶつけてくる場合は、
もちろん話をしなければなりませんが、
そうでなければ、そっとしておきましょう。

 

 

家にいる大半でイライラしている子どもも、
家にいる間イライラしているわけではありません。
リラックスしてほっとしている時に、
一言二言でいいので会話をしましょう。

 

 

話す内容は軽いものでいいのです。
親はちゃんと話ができる相手だと感じさせる。
それだけでいいと考えましょう。

 

 

欲張って長い話をしようとしたり、
ましてや説教を始めてはいけません。
あくまで会話をする状態をつくるのです。

 

 

これは反抗期の始まりのころから行うのが、
一番効果的だと私は考えています。

 

 

このイライラしている状態の子どもに、
話しかけても良いことはありません。
お互い感情的になり、関係が悪化するだけです。

 

 

習慣のようなもので、話す=ケンカする
という状態が出来上がってしまうと、
話をすることが全くできなくなってしまいます。

 

 

話しかけるタイミングを見つけるためには、
できるだけ一緒にいる時間があるようにすることと、
子どもの様子を見ることが大切になります。

 

 

自分の話をする態度を振り返る

 

 

反抗期の子どもと話をする時に、
意外と親や先生である自分の表情は、
硬い場合が多いのです。

 

 

職員室で「あの子は本当に反抗的だ」
と言っている先生の表情を見ると、
そりゃ話したくないよね。
という表情をしている場合がほとんどです。

 

 

かわいい自分の子どもですので、
ニコニコとかわいく笑っていてほしいですし、
楽しく会話を楽しみたいと思うのは当然です。

 

 

しかしそう思っている自分の態度が、
子どもに対して戦闘モードであっては、
子どもも戦闘モードになってしまいます。

 

 

いつ反抗してくるか分からないから、
気持ちの準備をするのは分かりますが、
子どもとの会話を楽しむつもりで、
まず親が笑顔になることが必要です。

 

 

私はイライラしている時には、
いつも鏡の前で無理やり笑ってみます。
不思議と笑顔をつくると気持ちの方も、
明るくなっていくのです。

 

 

子どもが会話の最中反抗的だと思う前に、
自分の態度も振り返ってみましょう。

 

 

一人の人間として認めてあげる

 

 

子どもが生まれたころからオムツを代えて、
ご飯も上手に食べられてないので手伝い、
ケガをするかもとひやひやして見ていた。
そんな親からしたらいつまでも子どもは子どもです。

 

 

高学年になってやれることが増えたといっても、
子どもは親である自分が監督してあげて、
色々と伝えていかないといけない。
そう思うのも当然だと思います。

 

 

しかしながら、子どもを今までの子どものままで、
対応しようとすることが、
反抗期の対応の一番の間違いなのです。

 

 

反抗期というのは大人になろうとするけれど、
自分の感情や肉体、状況とのアンバランスにより、
イライラしてしまうのが原因のひとつです。

 

 

大人から見ると足りない部分だらけで、
やっていることも気になることばかり、
しかし、それでも一人の人間として認め、
大人の対応をすることが大切です。

 

 

自分の子どもといっても、別の人間です。
他人の子どもが気になる行動をとっても、
自分に害が無ければ、多くの人は放っておくでしょう。

 

 

自分に害がある場合でも、叱るというより、
何がいけないかをしっかりと言葉にして、
伝えるということ行動をとると思います。

 

 

そういった一人の人間に対する、
当然の対応を我が子にもしていきましょう。
そうすることで、子ども自身も、
自分の行動に責任を持つように考えていきます。

 

 

子どもも自分と同じ人間です。
頭ごなしに言われれば腹も立ちますし、
正論を言われても納得いかないこともあります。

 

 

子どもが大人になれば、自然と必要になる対応を、
少しずつでいいので、反抗期のこの時期に、
始めていきましょう。

 

 

最後に

 

 

今回紹介したポイントは、
私が教員として常に意識していることです。

 

 

子どもの感情が落ち着いているタイミングを見て、
笑顔を意識して一人の人間と会話を楽しむ感覚で、
何気ない話をしていく。

 

 

そうすることで子どもは、
自然と感情的な場面でも先生と話をするようになります。

 

 

自分のメッセージを相手に伝えたいならば、
まずは自分もその分だけ準備をする。
大人の交渉で大切になることは、
子どもとの会話でも当然必要です。

 

 

少しの意識で変わっていきますので、
ぜひ試してみて下さいね。

 

 

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