夫の支えがない?ワンオペ育児になっていたら早めの相談を!

夫の支えがない?ワンオペ育児になっていたら早めの相談を!

 

最近よく聞くようになった
ワンオペ育児という言葉。
私も担任している子供の保護者から、
初めて聞きました。

 

 

ワンオペ育児とは、
配偶者の単身赴任など、何らかの理由で、
1人で仕事、家事、育児をこなさなければならない
そういった状態を指すそうです。

 

 

ワンオペとは元々飲食店などの店舗を、
1人で回している状態だそうです。
つまり「ワンオペレーション」の略です。

 

 

これを育児に当てはめて言った言葉なんですね。

 

 

1人ですべてをこなしていると、
支えてくれる人もおらず、頼れる人もいない、
子どもはかわいいけれど自分の体はボロボロ。
そんな状態になってしまいます。

 

 

今回はワンオペ育児になりそうで心配な人
または現在進行形でワンオペ育児だ!
そんな人に向けて書いていきます。

 

 

ワンオペ育児になっていた私自身

 

 

私の夫は中学校の教員です。
妻の私が言うのも何ですが、
仕事熱心で、保護者や生徒、同僚からの信頼が厚い。
そんな中学校の先生だと思います。

 

 

部活の朝練習のために朝早く家を出ていき、
夜は不登校の生徒対応や保護者対応、
新任の若い子の悩み相談に乗る時もあります。

 

 

土日も毎日部活を朝から夕方までやって、
一日中家にいることは一カ月に数日です。

 

 

同じ仕事をしているため、
夫の働きぶりを耳にする機会は多かったです。
新婚だったのこともありますが、
誇らしい気持ちになったのを覚えています。

 

 

しかし、子どもが生まれてからは、
その夫の生活が私を苦しめました。
家に帰ってこない。休日も家にいない。

 

 

毎日おやすみもおはようも言えず、
子どものことで相談する時も電話をする状態。
イライラがたまってしまい、夫に何度もあたりました。

 

 

子どもがいない時には一度も無かった夫婦喧嘩が、
毎日のように起きていた時期もありました。

 

 

もちろん夫は子どもが嫌いなわけではありません。
むしろ家で一緒にいる時には溺愛していました。

 

 

私が仕事に復帰してからは、
部活を減らし休日を増やすようにしていましたが、
それでも平日は基本的に、
全て私が子どもの面倒を見ていました。

 

 

仕事を辞めた方がいいのではないか、
そんなことを考え出した時に、
保育園のお母さんたちと仲良くなりました。

 

 

休日に一緒に昼ご飯を食べに行ったり、
お互いの家に遊びに行ったりする中で、
夫の不満や子育ての不安、
そんなことを色々としゃべりました。

 

 

そのお母さんは離婚をしていて、
本当の意味でワンオペ育児でした。

 

 

私だけじゃないんだ。
みんな不安で大変なんだ。
そんな安心や勇気をもらえました。

 

 

今では主人も部活を若い人に譲り、
前よりは家にいることが増えましたが、
今でもあの頃の話をすると、
申し訳なさそうにしています(笑)

 

 

ワンオペ育児で本当に苦しいこと

 

 

ワンオペ育児で苦しいと感じているのは、
時間的な余裕や体力的な余裕が無いこと。
これももちろんあると思います。

 

 

しかしそれ以上に精神的な余裕がないことが、
一番つらいのです。
ワンオペ育児で本当に苦しいのは、
相談できる人や話を聞いてくれる人がいないこと。

 

 

特に初めての子どもを育てている時は、
ちょっとしたことで不安になってしまいます。

 

 

子育て初心者の人間が、育児書で上手にやれる。
そんなことは絶対にありません。
むしろ私は本を読めば読むほど不安になりました(笑)

 

 

夫が相談相手になってくれれば良いのですが、
顔を合わせたら相手への不満が先に出てしまい、
ケンカになって相談どころではない。

 

 

もっとひどいと、そもそも夫が話し相手にならず、
自分ひとりで不安と不満も含めて、
すべて抱え込んでしまっている。
そうして苦しんでいる人もいると思います。

 

 

人間はずっと同じストレスを受け続けると、
うつ状態になっていきます。
いわゆる育児ノイローゼの状態ですね。
私もこの状態になっていたと思います。

 

 

精神的に不安定な状態にあるために、
正常な判断ができず、
万引きなどの犯罪行為をしてしまったり、
最悪の場合愛する我が子を傷つけてしまう。

 

 

そうなる前に、少しでも心を軽くする必要があります。

 

 

ワンオペ育児で疲れた心を癒す方法!

 

 

ワンオペ育児で精神的に余裕がない状態を、
根本から解決するには、
夫や周りの大きな変化が必要です。

 

 

しかし、それは簡単なことではないですし、
そもそもその解決方法があるのなら、
そんな状態になっていませんよね。

 

 

ここで紹介するのは、その心を少しだけ軽くする
そんな方法です。

 

 

ワンオペ育児で疲れた心を癒す方法

 

1 思い切って育児を休んでみる

 

2 誰かにしっかりと話を聞いてもらう

 

 

では順番に紹介していきましょう。

 

 

思い切って育児を休んでみる

 

 

気分転換をするというのは、
気持ちを切り替えるために大切な方法です。

 

 

一日だけ仕事も家事も育児も手放してみませんか?
家でゆっくり映画を見てもいいですし、
1人で買い物に行くのもいいでしょう。

 

 

仕事をしている人ならば、
一日だけ仕事を休んでしまって、
子どもも学校に行かせたり、
保育園に預けたりしましょう。

 

 

もし学校や保育園に通っていない場合だとしても、
一時保育というものあり、自分の子どもを、
一日だけ保育園で預かってもらうことも可能です。
小学生でも預けられる施設はたくさんあります。

 

 

子どもに申し訳ない気持ちになりますが、
気分転換した後に見る子どもの顔は、
また一段と愛おしく感じられるでしょう。

 

 

誰かにしっかりと話を聞いてもらう

 

 

先ほども書きましたが、
ワンオペ育児で一番つらいのは、
相談する相手がいないことにあります。

 

 

自分の辛い気持ちや、不安なことを、
人に話すというのは、気持ちの整理に最適です。

 

 

しばらく会っていない友人に電話をしてみたり、
自分の親や兄弟に話をしてみてもいいでしょう。

 

 

もしそういったことが難しいならば、
地域にある子育て相談センターや、
電話でもそういった場所があります。

 

 

赤の他人にそんな話をするのには、
抵抗があるかもしれません。
しかし、逆に考えればこの先会わない関係なので、
どんな話をしても別にかまわないのです。

 

 

私もそういった場所にいるおばちゃんたちに、
色々と話を聞いてもらってスッキリした経験があります。

 

 

人に話をするというのは、
女性にとってはとても大切なことなのです。

 

 

最後に

 

 

私が長男を生んだころは、
夫が育児を手伝わないというのは、
ある意味普通の状態でした。

 

 

イクメンと呼ばれる今の人を見ると、
うらやましいなあと感じます。

 

 

しかし、そうはいっても、
今の母親の負担というのは、
とても大きいものであると思います。

 

 

子どもの気持ちも大切ですが、
自分の気持ちも大切にしながら
子育てをしましょう。

 

 

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