小学生の習い事は何がいい?親の好みで選んでいいの?

小学生の習い事は何がいい?親の好みで選んでいいの?

 

私が小学生だったころと比べると、
習い事の種類も多くなり、
なにより習い事をしている子どもの数が、
とても多くなりました。

 

 

私の実感としては、習い事を全くしていない子は、
クラスに1人か2人といったところでしょう。

 

 

一言で習い事と言っても、
運動系や芸術系、勉強系など、様々です。

 

 

選択の幅が広がったぶん、
一体何の習い事をやらせればよいか、
迷ってしまう保護者の方も多いようです。

 

 

今回は小学生の習い事について、
おすすめや考え方について書いていきます。

 

 

習い事は親の好みで始める?

 

 

お父さんが昔から野球が好きだから
お母さんがピアノをやっていたから
将来字が上手な方がいいから

 

 

こんな風に習い事を始めるとき、
親の意向が影響することが多いでしょう。

 

 

子どもの人生なんだから、
親の好みでやることを決めてはいけない。
そんな意見もあるかもしれませんが、
私は親の趣味で決めるのもありだと思います

 

 

習い事には多かれ少なかれ、
親の協力が必要になってきます。
この点、親の気持ちが入っているぶん、
習い事への協力を惜しまないでしょう。

 

 

また、子どもは親が一生懸命だと、
それに応えようとがんばりますし、
家での会話も習い事の内容が増えます。
その結果上達しやすいのも確かです。

 

 

ただし、以下の2点は注意してください。

 

1 過剰な期待とプレッシャーをかけない。

 

2 本当に辞めたがっている時は辞めさせる。

 

 

親の意向で始めた習い事は、
ついつい親の気持ちが入りすぎてしまって、
子どもにプレッシャーをかけがちです。

 

 

また、子どもがその習い事が嫌いだと、
言いにくい雰囲気にしてしまったり、
どうしても辞めたいと言った時にも、
無理やりつづけさせようとしたりします。

 

 

子どもと親は別の人間であり、
別の人生を歩むものだと認識して、
習い事を始めることが大切です。

 

 

私の習い事に対する考え方

 

 

小学校の教員をやっていて、
小学生時代の素養(たしなみ)
をもたせることの大切さを感じています。

 

 

学校の教員も人間ですので、
得意不得意というものが必ずあります。
また、教師の教育力というのは、
個人個人で大きな差があります。

 

 

例えば習字が得意な先生が教えれば、
そのクラスの子は字が確実に上達しますし、
図工が得意な先生が教えれば、
そのクラスの子は絵が確実に上達します。

 

 

しかし、気をつけなければならないのは、
毎年そういった先生が担任することはないし、
子どもが上達するわけでは無いということです。

 

 

最近は忙しくなっていると言っても、
小学校時代というのは、
時間に余裕がある時期です。

 

 

この時期に、運動でも芸術でも、
素養(たしなみ)ができるようにすることで、
大人になってから再開することができたり、
意外な特技として役に立つと思います。

 

 

何か一つの競技をがっつりやるということも、
確かに大切なことだと思います。
子どもをプロの選手にしようと考えるなら、
それも必要なことなのでしょう。

 

 

ただ、習い事によって、
素養のある子どもにしたいと思うならば、
広く浅く色々と経験させてあげることが、
大切だと私は思います。

 

 

その中で、本気でやりたいものが見つかれば、
それはそれでラッキーなことですし、
そうでなかったとしても、小学生時代に、
やっていたことは決して無駄にはなりません。

 

 

中学生、高校生になったら、部活や勉強で、
習い事を続けることは難しくなります。

 

 

しかし、音楽や美術の授業などで、
習い事で経験したものは、
中学の授業はもちろんですが、
これからの人生で、その子を支えてくれるかもしれません。

 

 

小学生の間と思って、多くの習い事を、
経験させることも、その子の人生において、
大切ではないでしょうか。

 

 

おススメの習い事

 

 

どんな習い事でも、
子どもが夢中になっていれば、
それが一番良い習い事です。

 

 

それを前提とした上で、
小学校教師の目先から、
おススメの習い事を紹介します。

 

 

私がおススメしたい習い事は、
下の3つです。

 

 

1 ピアノ

 

2 習字

 

3 野球(ソフトボール)

 

 

では順番に見ていきましょう。

 

 

ピアノ

 

 

習い事の王道の一つであるピアノ。
家にピアノを設置したり、
費用が高めであったり、
子どもの練習が大変ではあります。

 

 

しかし、ピアノを弾くというのは、
目で見て手や足を繊細に動かして、
リズム感や音程を意識する必要があります。

 

 

これだけ頭を使って行う習い事というのは、
他にそうはありません。

 

 

私が今まで担任していたこの中でも、
ピアノがしっかりと弾ける子は、
もれなく賢い子が多かったです。

 

 

ピアノを習わせられる家庭で育ったり、
ピアノを続けられる根気があるのも、
賢い理由の一つではあると思います。

 

 

しかし、ピアノを通して頭を使うということが、
確実にできるようになっていると思います。

 

 

音楽的な素養というのは、
大人になってからでも役に立ちます。
ピアノをサラッと弾ける人を見たら、
やはり見る目が変わってくると思います。

 

 

小学校や中学校の音楽の授業が、
楽勝になれるのも良いことですよね。

 

 

習字

 

 

最近はパソコンやスマホの普及で、
字を書くという機会が減っています。
しかし、この先文字を書くことが、
無くなるということはあり得ないと思います。

 

 

どれだけ勉強や運動ができたとしても、
字が汚いというのは、それだけで、
他人の評価が変わってしまいます。

 

 

特にこの仕事をしていると、
黒板の字を保護者の方も見ますので、
私も習字を習っていて良かったと感じています。

 

 

中学校の教師をしている主人は、
かなりの悪筆なので、
授業参観はいつも憂鬱になっているそうです(笑)

 

 

字を丁寧に書くという行為は、
手先の器用さや、心の落ち着きにもつながります。

 

 

字がきれいな男の子は、やはり落ち着いていますし、
その他のことについても、
丁寧に行うことができます

 

 

一生役に立つ習い事と言えば、
習字がやはり出てくるでしょう。

 

野球(ソフトボール)

 

 

運動系の習い事というと、
私は野球(ソフトボール)をおすすめします。

 

 

保護者の当番活動があったり、
お金がかかるという面もありますが、
その他のスポーツに比べると、
運動の多くの要素が入っています。

 

 

走る・投げる・捕る・打つ
これだけ運動の要素が入っている競技は、
他にはありません。

 

 

野球を続けてやっている子で、
運動が全然できないという子は、
ほとんどいないと言ってもいいでしょう。
今は女の子も野球をやることができます。

 

 

私の主人も野球を小学生の時にやっていたそうですが、
運動で困ったことは無いと言っていました。

 

 

子どもに運動の習い事をさせたい。
そう思うけれど、何が良いか分からない。
そういった時は、野球を始めてみてはどうでしょう。

 

 

最後に

 

 

私も自分の子どもの習い事を決める時、
色々と無料体験に連れていき、
子どもに合ったものを選ぼう
そう思っていました。

 

 

しかし、子どもは意外と
何でもやってみたい
そんな気持ちがあるようです。

 

 

長男の場合、小学校の間で終わってしまった、
ピアノ・習字・体操・水泳の習い事。
しかし、今でもその時に身に付けたものが、
彼の役に立っているように感じています。

 

 

中学時代の音楽はずっと5でしたし、
体育も困ったことは無さそうでした。

 

 

親の趣味で選んでもいいと思います。
子どもにぜひ多くの経験をさせてあげてください。

 

 

>>小学生の子育ての悩みに戻るに戻る

 

 

こちらもよく読まれているページです

夫の支えがないワンオペ育児
ワンオペ育児とは、配偶者の単身赴任など、何らかの理由で、1人で仕事、家事、育児をこなさなければならないそういった状態を指します。1人ですべてをこなしていると、支えてくれる人もおらず、頼れる人もいない、子どもはかわいいけれど自分の体はボロボロ。そんな状態になってしまいます。今回はワンオペ育児になりそうで心配な人または現在進行形でワンオペ育児だ!そんな人に向けて書いていきます。
反抗期の子どもに話をする方法!
反抗期の子どもと話をすると、イライラした態度をとられてしまい、ついついこちら側も感情的になってしまいます。私もクラスの中で合わない子どもと話すと、あちらの態度に感情的になってしまいどうしても口調が強くなってしまいます。クラスの子どもであれば、他人の子でもありますし、私も仕事として冷静にやっていくこともできます。しかし、自分の子どものこととなると、そうはいかないでしょう。私が反抗的な子どもと関係をきずいて、私の話を聞いてもらえるようにする時には、いつも気を付けていることがいくつかあります。自分の子どもが反抗期の時にも、このポイントを押さえていると、自然とうまくいくようになりました。
小学生のスポーツやピアノの習い事
子どもが習い事に没頭して、自主的に練習をしたり、指導者の方がしっかりと面倒を見てくれたりと、良い状況になることもあります。しかし、多くの場合は、思ったより子どもが変化することなく、しばらくすると子どもも習い事に後ろ向きになり、辞めてしまう流れになるでしょう。習い事を一生懸命やる子どもと、 そうではない子ども。一番の違いは何でしょうか?それは親の考え方と行動です。今回は習い事を始める時に、親も覚悟をもって始める必要性について、書いていきたいと思います。
子どもの将来が不安?
子どもの将来を憂いている親はとても多いです..。しかし、将来を心配している親に、「お子さんに将来どうなっていてほしいですか?」という質問を私がすると、意外と何もない場合がほとんどです。でも、どんな親も「幸せな人生を歩んでほしい」という考えは共通しているはずです。今回は、今目の前の子どもと向き合いながら、将来について考えることについて書いていきます。
小学生の反抗期!
家で親の言うことを全然聞こうとしない。出てくる言葉は反抗する言葉ばかり。私の育て方がいけなかったのか。時にはそんなことを思ってしまうこともあります。でも安心してください。それはちゃんと子どもが成長している証です。いわゆる反抗期というやつですから。ただ、この時期の対応を間違えてしまうと、いざ大きくなって子どもと向き合おうとした時に、上手くいかなくなってしまいます。
反抗期がない子ども
反抗期というのは子どもの自立期でもあります。この時期が無いというのは、自立する機会を失っている可能性があります。反抗期がない=それは良いことである。この認識は間違っていると思いましょう。今回は反抗期がない子どものタイプ別と、心配される将来について書いていきます。
叱るとふてくされる?
叱った時にふてくされた態度をとるのは、小学生の特に高学年になるとよくある反応です。思春期に入った子どもは、自立に向けて自分という存在を守ろうとします。小さいころのように叱ったとしても、素直に受け入れることは少ないでしょう。叱られた時に素直にじっと聞いていて、お母さんにごめんなさいと言う。そんな小学生はほとんどいないと考えましょう。では子どもがふてくされた態度をとった時、あなたはどういう対応をしますか?
いじめられない子どもにする方法!
いじめる子どもといじめられる子ども。この構図はどこの学校でも、必ず見られるものです。いじめは許されないことですし、この世の中から無くなってほしい。私も教員として心から願っています。しかしながら、いじめが無くなるというのは、戦争を無くすのと同じくらい難しいことです。せめて自分の子どもだけでも、その被害を受けないようにしていきたい。そう思う保護者の方も多いでしょう。 今回はいじめられない子どもにするために、 大切なポイントを紹介します。
子どもがお手伝いをしない?
ちょっとくらいお手伝いしてくれてもいいのに、うちの子家で全然何もしない。私の感覚で話をさせてもらえば、勉強が多少できなくてもお手伝いなどを、しっかりとやれる子どもの方が、将来、力を発揮すると思います。今回はお手伝いがなぜ大切なのかという話を書いていきます。
お手伝いができる子にする!
子どもが家でゴロゴロ、お願いしても、やってくれない。最終的には子どもを説教する。そうなっているご家庭も多いのではないでしょうか。そんな子どもがお手伝いのできる子に、変わってくれたら嬉しいですよね。今回は、お手伝いができる子にする方法について書いていきます。

サイトTOP