小学校の担任はどう決まる?良い担任にもってもらうには?
担任の先生ってどうやって決まるの?
あみだくじで決めるんだよ(笑)
えーうそだー(笑)
そんな会話を子どもとすることが、
年に数回あります。
もちろん実際のところは、
あみだクジなんかでは決めません。
みなさんが知りたいと思っている、
担任の決め方について、
今回は紹介しようと思います。
担任はクラスの様子で決める!
担任を決める前に、
当然クラス決めがあります。
クラス決めの詳しい方法については、
別のページに書かせてもらいました。
このクラス決めというのは、
前年度の担任をはじめとした、
前年度の学年担任が行います。
基本的にはクラスを学力や能力で
均等にしますが、どうしてもクラスによって、
多少の偏りは出てきてしまいます。
前年度からの申し送りとして、
クラスで手のかかる子
親の対応が必要な子
特別な支援が必要な子
そういった子はピックアップされて、
次の担当学年に引き継がれます。
担当学年は、その申し送りを見て、
新しい担任を決めていきます。
校長先生から指名される場合もありますし、
学年主任から指名される場合もありますし、
自分達で選べる場合もあります。
手のかかる子が多く、大変なクラスは、
力のある先生が担任することが多いです。
逆に言うと、問題が少なそうな、
穏やかなクラスは新任や、
力があまりない先生が担任することが多いです。
良い先生が担任している=良いクラス
とは言い切れないのです。
私の知っている先生で、
昨年度荒れた学級を毎年担任して、
見事に立て直している先生がいました。
元々荒れた学級ですので、
最初の方はトラブルがたくさん出てきます。
そういった部分の情報だけが広まり、
保護者の方から、その先生のクラスが、
いつもぐちゃぐちゃになっている。
そのように聞かされた時は驚きました。
力のある先生は、最後にはクラスを良くします。
子どもに力をつけることができます。
しかし、最初から良い子がそろっていて、
なおかつ担任もとても良い先生!
そういったことはほとんど無いということを、
知っていたほうが良いでしょう。
良い先生に担任してもらうには?
何をもって良い先生というかは、
難しいところですが、子どもにとって心に残る、
恩師と言える先生に出会ってほしいと思うのは、
親としては当然でしょう。
しかし、残念ながら、
先ほど紹介したように、
良い担任かどうかは運任せ
ということになるでしょう。
時々ありますが、校長先生などに、
来年は○○先生を担任にしてください。
という電話をかける保護者がいます。
それで担任を決めてくれる校長先生は、
ほとんどいないと思いましょう。
むしろ、頼んだら担任にしてくれる
という噂が流れてはいけませんので、
わざと外されてしまう可能性すらあります。
○○先生は辞めて下さい
というお願いは通りやすいですが、
○○先生をお願いします
は、やめておいたほうが良いでしょう。
では、○○先生にぜひ担任してほしい!
そう思った時にどうすれば良いでしょうか。
少しだけ確立を上げるということならば、
直接その先生に、来年はぜひ担任してください!
ということを伝えましょう。
教師も人間ですので、
そのように言われて嬉しくないわけはありません。
担任するクラスを決める時に、
そのメッセージが少しだけ影響して、
担任になるかもしれません。
最後に
正直言って、担任してもらう先生を、
指名するということは無理です。
しかも、その先生に担任してもらえば、
絶対に良いかというとそうではありません。
周りの子との関係もあるでしょうし、
クラス全体の雰囲気もあるでしょう。
結局運に任せるしかありませんが、
どんなクラス、どんな担任でも、
しっかりやろうとする子はいます。
良い経験ばかりさせるのが、
子どもの育て方の正解ではないでしょう。
良い先生に巡り合えたらラッキー
それくらいの気持ちでいるほうが、
親にも子どもにも良いのかもしれません。

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