お手伝いができる子にする!ご褒美をあげるのはあり?

お手伝いができる子にする!ご褒美をあげるのはあり?

 

 

お手伝いができる子にしたい!
子どもの力をかりたい!

 

 

そう思う親御さんも多いでしょう。
小学生にもなれば、
ほとんどのお手伝いはできますし、
お母さんも大助かりですよね。

 

 

しかし、そんな親御さんの気持ちとは裏腹に、
子どもが家でゴロゴロ、
お願いしても、やってくれない。
最終的には子どもを説教する。

 

 

そうなっているご家庭も
多いのではないでしょうか。
そんな子どもがお手伝いのできる子に、
変わってくれたら嬉しいですよね。

 

 

今回は、お手伝いができる子にする方法
について書いていきます。

 

 

関連するページです。

 

>>お手伝いで身につく力に進む

 

 

お手伝いをクセにしてしまう声掛けを!

 

 

子どもがお手伝いをするのが好きな時期、
小学生の低学年くらいまでの間に、
良い言葉がけを続けることで、
お手伝いをするクセをつけましょう。

 

 

そうすることで、お手伝いのハードルが下がり、
進んでやってくれる子どもに成長します。

 

 

ではどのように考えて声を書ければよいのか。
私は以下の2つがポイントだと考えています。

 

大切な声かけ

 

1 失敗して当たり前だと思う。

 

2 失敗した後のフォローをする。

 

 

では順番に見ていきましょう。

 

 

失敗して当たり前だと思う。

 

 

これはまず大前提ですが、
子どものお手伝いは失敗することを前提に、
お願いすることにしましょう。

 

 

上手にやれるはずだと期待してしまうと、
どうしても失敗のイライラを、
子どもにぶつけてしまいます。

 

 

「ああ、もう余計汚くなったじゃない!」
「お手伝いしたのに、仕事が増えたわ!」

 

 

イライラすると、そういった言葉が、
ついつい出てしまうこともあるでしょう。

 

 

そうなってしまうと子どもは、
お手伝い=叱られること
というマイナスのイメージを持ってしまいます。
その結果、お手伝いをしなくなるのです。

 

 

本当に忙しい時ではなく、
時間に余裕がある時こそ、
お手伝いをお願いしましょう。

 

 

失敗した後のフォローをする。

 

 

子どもが上手にできた時に、
「ありがとう!とても助かったわ」
と、感謝の気持ちを伝えるのは当然ですが、
失敗した時にどうすれば良いのでしょうか?

 

 

私は成功した時と同様に、
感謝の気持ちを伝えるべきだと考えています。

 

 

子どもも失敗したのは分かっていますので、
「助かったわ」というのは、嘘くさいですし、
下手すると嫌味に聞こえるので、
「ありがとう!」だけで良いと思います。

 

 

そして、失敗した個所を一緒に直す。
また、失敗したことを受け入れる。
そういったフォローをしてあげましょう。

 

 

成長段階によってはお手伝いの内容が、
少し難しいこともあります。
しかし、お手伝いをするという気持ちは、
大切にしてあげる必要があります。

 

 

お母さんと一緒でもいいです。
失敗してもいいです。
その気持ちを伸ばしてあげれば、
しっかりとお手伝いができる人間になります。

 

 

しつこいようですが、
気持ちに余裕がある時こそ、
お手伝いをしてもらいましょう。

 

 

お手伝いのご褒美はあり?

 

 

お手伝いのご褒美をあげることについて、
私は「あり」だと考えています。
ご褒美で子どものやる気を出させることも、
私は「あり」だと考えています。

 

 

大人もこの先に何か良いことがあると、
やる気になりものです。例えば、

 

「ここまでやったら休憩だ」
「これを乗り切ったら、明日から休みだ」

 

そういった経験も多いと思います。

 

 

子どもだって、ここまでやったら○○がある。
そういったことでがんばれるのです。

 

 

ではご褒美はいったい何がいいのでしょうか?

 

お金?
お菓子?

 

そこに関しては、各家庭で合うもので、
良いと思います。

 

 

個人的には、スタンプカードや、
シールカードを作ってあげて、
ポイントがたまったら○○
というのがおススメです。

 

 

小学校の教員をやっていても、子どもは、
シールやスタンプを集めるのが大好きです。
たまっても特に無い状態でがんばるのですから、
たまった時にご褒美があれば、
なおさらがんばるでしょう。

 

 

最初にも書きましたが、
大切なのはお手伝いのクセをつけることです。

 

 

ひょっとしたら子どもが、
『ご褒美くれるならがんばるよ!』
と言ってくることがあるかもしれません。

 

 

そんな時に、ついイラっとしてしまい、
「ご褒美目当てなら、やらなくていい!」
なんて言ってはいけません。

 

 

ご褒美を求めてやるというのは、
決して悪いことではないからです。
ただ、それを口に出してしまうのは
良いことではありませんよね。

 

 

お手伝いが終わってお礼を言った後に、
「ご褒美くれるなら、って言わない方がお母さんは嬉しいな」
と、伝えてあげましょう。

 

 

お手伝いをすることが、クセになってしまえば、
そのうちご褒美が無かったとしても、
すすんでやってくれるようになるはずですから。

 

 

最後に

 

 

私は、子どもが将来自分の力で生きていく
ようにしたいと常々考えています。

 

 

そのためにも、お手伝いというものは、
絶対に欠かせないものでした。

 

 

子どもが小さいころから、
お手伝いを進んでやってくれるように、
今回書いた内容のようなことを、
気を付けてやっていました。

 

 

息子の個人懇談会で、
「いつも手伝いをしてくれて助かっています」
と、先生に言われた時は、
本当にうれしかったです。

 

 

将来進んで他人のために動けて、
自分のことを自分でやれる家事力をつける。

 

 

そんな子どもにするためにも、
お手伝いをやらせてみませんか?

 

 

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