小学校の女子同士のトラブル!解決する力を子どもがもつ!

小学校の女子同士のトラブル!解決する力を子どもがもつ!

 

お母さん方なら分かってもらえると思いますが、
女同士の付き合いというのは、かなりの確率で、
めんどくさいことになることがあります。

 

 

私自身も高校が女子高だったこともあり、
女子同士のドロドロとした部分を、
嫌というほど目にしてきました。

 

 

大人になった今でも、女性の先生との接し方に、
けっこう気を使ったりする時もあります(笑)

 

 

何が言いたいかというと、女である限り、
女性同士の付き合いが続く限り、
こういったしがらみからは抜け出せないということです。

 

 

ではどうすれば良いのかというと、
トラブルの対処法、トラブルを未然に防ぐ方法
これを学生時代にどれだけ学べるかが大切なのです。

 

 

今回は女子同士のトラブルへの考え方と、
子どもに解決能力をつける方法を考えていきます。

 

 

女子同士のトラブルは必ず起きる??

 

 

私自身の経験と教員を続けていく経験上、
トラブルに巻き込まれたことのない女子というのは、
ほとんどいないと思います。

 

 

どれだけ大人しい女の子であっても、
どれだけ活発でハツラツとした女の子であっても、
性格が悪く、いじめっ子の女の子であっても、
必ず女子同士のトラブルにぶつかります。

 

 

冒頭にも書きましたが、残念ながら、
これは一生続く問題であると考えないといけません。

 

 

私も担任している女子に相談を受けた時に、
「こういうのは女子である限りずっとあるよ」
と、女性としてのアドバイスを最後にすることがあります。

 

 

こういったトラブルというのはほとんどの場合、
大人になると減っていきます。
それは大人になり、過去の経験からトラブルになる前に、
そのトラブルを避けたり対処したりするからなのです。

 

 

しかしすべての大人の女性が、
その方法を学んでいるかというと、
残念ながらそうでない方もいるのです。
というか学ぶ気がないと言ってもいいでしょうか。

 

 

そういった人というのは、
大人になったぶんより残酷に、
よりずる賢くトラブルを起こそうとしてきます。

 

 

対処を学んでいる人でさえ巻き込まれてしまうのですから、
その対処を学ばずに成長してきてしまった場合、
助けてくれる先生も親もいない状況で、
どうしようもない状態になってしまうでしょう。

 

 

そういった状態に子どもがなってほしい親は、
誰一人いないと思います。

 

 

私が思う女子同士のトラブル回避のポイントは3つ。

 

1こういう人だと思って割り切って付き合う
2自分の性格を知り友達を慎重に選ぶ
3相手の性格を知り、気を使って付き合う

 

この3つさえ分かっていれば、
多くの場合トラブルを避けることができるはずです。
私の女子同士のトラブルの指導についても、
この3点をかならず押さえたものになります。

 

 

大人が入って解決しても意味がない?

 

 

自分のかわいい娘が女子同士のトラブルに巻き込まれて、
家で泣いて訴えてきたとしたら、
親としては心穏やかではいられないでしょう。

 

 

すぐに相手の親と話をして解決したい。
学校に行って先生に何とかしてもらいたい。
その子に直接話をしてしまいたい。

 

 

そんな発想が出てくるのも当然です。
私も娘がトラブルで悩んでいた時には、
本当に心配で仕方がありませんでした。

 

 

場合によってはそういった大人が入る解決も大切です。
しかし大切なのはそこで何を学ぶかです。
トラブルが起きた相手によって、
学ぶことは違うのかもしれません。

 

 

例えば娘が今後絶対に付き合いたくない相手だった場合。
これからは、距離を置いて付き合うようにすること。
どういった子となら気が合って付き合えるのか考える。

 

 

例えばもう付き合いたくないけれど、
関係を切りにくい相手だった場合。
この子はそういう子だから仕方が無いと思い、
徐々に距離をあけながらフェードアウトする方法を考える。

 

 

例えばこれからも仲良くしたい相手だった場合。
その子が嫌なことはいったい何なのかを考える。
自分の性格から、その子にしてしまいそうなことを考える。

 

 

これはあくまでざっくりとした事例ですので、
状況によって細かく考えていかないといけません。
しかしやはり根本的な考え方は、

 

 

1こういう人だと思って割り切って付き合う
2自分の性格を知り友達を慎重に選ぶ
3相手の性格を知り、気を使って付き合う

 

この3つになってきます。

 

 

この力を何とか娘さんにトラブルを通して、
体感させて学ばせるということは、
これから生きていく人生の中で、
本当に大切なことになってくると私は思います。

 

 

最後に

 

 

今回の話はかなり私の人生経験によって学んだことが、
前面に出ている内容になっています。

 

 

私が小学生のころは、友達とのトラブルを、
いちいち親に言ったりすることはまずないですし、
むしろ親には友達関係を知られたくありませんでした。

 

 

その反面トラブルや問題が起きた時には、
当然自分自身の力でその関係を修復したり、
時には関係を絶ったりしなくてはありませんでした。

 

 

時代は変わって最近の女子の様子を見ていると、
友達関係を親がかなり把握しており、
親が学校に来て教師が解決する場面が、
非常に多いように感じています。

 

 

テストの問題などと一緒で、
自分の力で解決していないものは、
結局本当の力にならないのです。

 

 

もし娘さんが本当にかわいいならば、
そのトラブルを何とかするのではなく、
そのトラブルを解決する力をつけさせてはいかがでしょうか。

 

 

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