小学生の塾選び!個人塾か大手か家庭教師か?合ったものを!

小学生の塾選び!個人塾か大手か家庭教師か?合ったものを!

 

担任しているクラスの保護者の方から時々,
塾に入れたいのだけれどどこがいいですか?
という質問をされることがあります。

 

 

どの塾が良いのかというのは、正直分からないですし、
そもそも塾がその子にとって必要かどうかも、
私からすると疑わしい時もあります。

 

 

>>小学生から塾は必要?に進む

 

 

しかし、保護者が塾に入れるという意思があり、
子どもも塾に入ろうと考えているのならば、
その子に合った塾に入るのが一番でしょう。

 

 

塾と言えば大きく分けて二種類。
個人塾か大手塾かという違いがあります。
また家庭教師などの個別指導かどうかも、
大きな違いになってくるでしょう。

 

 

今回は自分の子どもに合った塾選びについて、
書いていきたいと思います。

 

 

あなたの子どもはどのタイプ?

 

 

塾選びをする場合は必ず、
自分の子どもをよく見ないといけません。

 

 

せっかくお金を払って塾に行くのに、
効果の薄い場所に行ってももったいないですよね。

 

 

簡単に塾に行く場合の子どものタイプを分けてみました。

 

 

1 大手塾が向いているタイプ

 

2 個人塾が向いているタイプ

 

3 個別指導が向いているタイプ

 

 

それでは順番に見ていきましょう。

 

 

大手塾が向いているタイプ

 

 

まず学校の勉強に十分ついていけていて、
もっといえば私立中学の受験も視野に入れている。
そういった子の場合は、間違いなく、
大手の学習塾に入れるのがいいでしょう。

 

 

高学年を担任した場合、私のクラスにも
こういった子どもは必ずいます。

 

 

小学校でやる授業内容は容易に理解して、
少々難しい発展的な内容もこなしてしまいます。

 

 

正直言うと、落ちこぼれ気味の子ども以上に、
授業を行う上で考えないといけない子どもです。

 

 

こういった子は、多くのデータを持っていて、
同じくらい高い学習能力を持つ子どもが集まりやすい、
大手の塾で勉強するのが、一番学習効果が高いです。

 

 

退屈な学校での学習内容とは違い、
レベルの高い学習ができることで、
本人の満足度もとても高いものともなります。

 

 

できれば家で難しい問題集を自分で取り組めるようになれば、
お金もかからず、主体的な学習態度が身につくので、
とてもいいとは思うのですが・・・。

 

 

個人塾が向いているタイプ

 

 

個人塾も大手と同じように、
私立受験に向けてガンガンやっていくところもありますが、
基本的には子どもの能力に合わせて、
目をかけてくれるところが多いです。

 

 

こういったところに向いている子は、
宿題や学校での勉強は真面目に受けているけれど、
苦手な教科があったり、苦手な単元がある子、
そういった子どもだと私は思います。

 

 

大手塾は多くのデータや、充実したテキストがあります。
しかし、どうしても一斉授業で多くの子どもを教えるため、
その子ども一人一人に目が行き届きません。

 

 

個人塾は多くても10人程度の子どもですので、
子ども一人一人に目が行き届きます。
また先生もいつも同じなため、その子の苦手な分野についても、
気を付けてくれる場合が多いでしょう。

 

 

私の担任しているクラスの子どもの中にも、
個人塾で親身に見てもらい、苦手だった算数が、
夏休みの間にとてもできるようになった子がいました。

 

 

個人塾は本当に様々な形のものがありますので、
できるだけ多く見学に行って、
ピッタリ合うところを選ぶようにしましょう。

 

 

ただし、学校の勉強をさぼっている子どもについては、
大手塾と同様あまりおすすめできません。

 

 

個人塾でも宿題は出ますし、
授業をしっかり受けないならば、
どこに行っても同じだからです。

 

 

私の知っている個人塾の中には、
とても厳しい塾があって、そういった子にも、
スパルタで勉強させるところもあるそうですので、
そういうところならばあるいは・・・。

 

 

ここで言う個人塾というのは、
授業形式の話ですので、個別指導を謳っている、
大手塾の場合はこちらに当てはまります。

 

 

見学や体験を通して子どもも保護者も気に入れば、
そちらに決めるのも良いと思います。

 

 

個別指導が向いているタイプ

 

 

家庭教師などの個別指導が向いている子どもは、
やはり勉強が苦手な子どもに向いていると思います。

 

 

この苦手というのは、集団の中では気が散ってしまい、
集中できない子どもも入ってきます。

 

 

私が担任してきたクラスの子どもの中にも、
授業中は落ち着いて勉強ができず、
学習内容もほとんど理解できない子が、
2人きりでやるとスムーズに理解することがありました。

 

 

落ち着いた雰囲気の中で一対一で先生とやることで、
苦手な内容をしっかりと理解できることもあるでしょう。

 

 

ただ、私が見てきた子どもの中には、
大学生の家庭教師の先生をなめてしまい、
ただただ遊ぶだけの1時間になっている。
そんな子もいました。

 

 

こういった子の場合は先生任せにせずに、
本当に効果があるかどうかをよく見て、
考えなければいけません。

 

最後に

 

 

習い事を決める時に、プールや野球教室などは、
それほど数が無いですし、
通える距離の場所にひとつしかないこともあるでしょう。

 

 

しかし、(もちろん地域によるとは思いますが)
塾はかなりの数が通える距離にあります。

 

 

ただ、その塾を決める時にあまりにも簡単に、
何も考えずに決めてしまっている保護者の方が、
とても多いように私は感じています。

 

 

せっかくの多くの時間とお金をかけるわけですから、
最初の選ぶときにはしっかりと子どもと話して、
多くを見学して決めたほうが良いに決まっています。

 

 

自分の子どもとしっかりと向き合いながら、
そして子どもとしっかりと相談しながら、
決めた塾ならば、子どもの意識もかなり違います。

 

 

自分の子どもの性格や能力を考えて、
多くの見学の中から子どもにピッタリの塾を、
ぜひ選んでください。

 

 

>>勉強をしない子どもには?に戻る

 

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