現役小学校教師が語る幸せな子育て法!小学生の勉強法伝授!

小学校の先生が新任で心配@新卒先生のデメリットとは?

 

 

4月の始業式、クラス発表と同時に、
担任の発表もあります。
担任については子ども以上にドキドキする、
そんな保護者の方も多いでしょう。

 

 

できれば子どもには良い担任の先生に
担任してもらいたいと思うでしょう。

 

 

しかし、そう考えていた時に担任が、
新卒の新任の先生だった!
親は心配になっても仕方がないでしょう。

 

 

私のような40過ぎの、
おばちゃん先生に担任されるのと、
若い先生に担任してもらうのでは、
子ども達もだいぶ印象が違います。

 

 

今回は新任の先生が担任の場合の、
デメリットと、家庭でのケア
について書いていきます。

 

 

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>>新卒先生のメリットは?に進む

 

 

新任の先生だと心配なところは?

 

 

新任の先生が担任になった時に、
不安に思う保護者の方も多いでしょう。

 

 

では実際にどのような点で、
新任の先生のデメリットがあるのでしょう?
私の経験上以下の2点だと考えます。

 

 

1 子ども達になめられてしまう。

 

2 授業力が無いので学力をつけさせられない。

 

 

では順番に見ていきましょう。

 

 

子ども達になめられてしまう。

 

 

新卒の先生が一番おちいるのが、
自信の無さを見破られてしまい、
子どもと年齢も近いこともあり、
なめられてしまうパターンです。

 

 

教師というのも何年か続けていれば、
ある程度自信をもって子どもの前に立ち、
指導をすることができます。

 

 

また、学校に長くいれば、
学校のシステムも分かりますので、
見通しをもって行えるでしょう。

 

 

子どもに何か聞かれた時に、新任の時は、
隣のクラスの先生に聞きにいったり、
間違ったことを伝えてしまったりして、
自信の無さや、何も知らないことを、
露呈してしまうことも少なくありません。

 

 

子ども達は敏感にそれを感じて、
「この先生は大したことないな」
そんな風に思うようになるでしょう。

 

 

そうなってしまうと一人二人と、
やんちゃな子が言うことを聞かなくなり、
しだいにそれがクラスに波及してきます。
最悪の場合学級崩壊が待っています。

 

 

逆に、変に舐められないようにして、
子どもを怒鳴りつけてしまう先生もいます。
表面上は子どもも大人しくなるかもしれません。

 

 

しかし、先生の見えないところで、
いじめなどの嫌がらせが始まり、
結果的にクラスが崩れてしまう。
そういったパターンもあります。

 

 

ここで書いたのは最悪の場合のケースですが、
クラスのリーダーとして上手く振舞えない。
そういった先生がほとんどなのは確かです。

 

 

授業力が無いので学力をつけさせられない。

 

 

もう一点、新任の先生に足りないのは、
授業を行う力です。

 

 

学校という場は、ほとんどの時間が、
授業の時間です。
この時間をどれだけうまくやるかで、
クラスの安定度も変わってきます。

 

 

先ほどの子ども達になめられてしまうのも、
授業が下手なのが原因の場合が、
ほとんどだと思います。

 

 

何より、授業が下手なために、
子どもに適切な学力をつけられない。
子どもが勉強を嫌いになってしまう。
そういったことが起こります。

 

 

小学校の勉強(特に算数)は、
どこかできていない部分があると、
次の学年に上がった時に、
必ずそのしわ寄せがきてしまいます。

 

 

子どもが、勉強が苦手になるかもしれない。
そういった可能性は、
頭に入れておいたほうが良いでしょう。

 

 

家で親がしてあげられることは?

 

 

新任の先生が担任になって、
クラスの雰囲気が悪くなってしまい、
勉強も分からなくなってしまった。
そんな悩みを持つ保護者の方もいるでしょう。

 

 

そんな時に親として、保護者として、
子どもに対して、どうしてあげればよいのか。
悩まれることも多いでしょう。

 

 

私は、それもひとつの勉強だととらえて、
子どもの成長につなげるしかないと思います。

 

 

クラスの人間関係が悪くなってしまっていたら、
人間関係を学ぶ良い機会だととらえましょう。

 

 

クラスがぐちゃぐちゃしている時でも、
必ず数人は気にせず変わらず過ごしている子がいます。

 

 

色々と嫌なこともあるでしょうが、
それを笑いとばしてしまう。
細かいことは無視してしまう。
そんな強い子どもです。

 

 

>>強くたくましい子どもにするに進む

 

 

>>ユーモアのある子どもにするに進む

 

 

周りの子達とうまくやれずに悩んでいれば、
どうすればうまくいくかを考えさせ、
子どもにコミュニケーション能力を、
つけさせる機会にしましょう。

 

 

将来、子どもが所属する場所が、
居心地の良い、楽しい場所
ばかりだとは限りません。

 

 

はじめは子どもも悩むかもしれませんが、
この経験が後にきっと役に立ちます。

 

 

あまりにも目に余る状態ならば別ですが、
親が出ていって解決しようとしてしまうと、
子どもはそれで良いんだと学習してしまい、
子どもの成長する機会を奪うことになります。

 

 

勉強ができないようになったのならば、
家で勉強ができるように工夫しましょう。

 

 

>>小学生の家庭勉強に進む

 

 

学校ですべてができてしまい、
家で勉強するクセが無いままでは、
中学生になった時に、困ることになります。

 

 

家で親も一緒に勉強をしていく中で、
家庭学習の良さや効果というものを、
子どもが実感する機会になるでしょう。

 

 

そんな前向きにとらえるというのは、
難しいかもしれません。
しかし、そういった環境にいた子の方が、
後々力強く成長することがあるのです。

 

 

最後に

 

 

 

私の長女が小学校2年生の時に、
新任の先生が担任になり、
クラスの雰囲気が悪い状態になった。
そんなことがありました。

 

 

元々大人しかった長女は、
学校でまったく喋ることがなくなり、
家に帰ってきても暗い顔をしていました。

 

 

しかし、家の中で色々と悩みを聞いてあげ、
子どもができるレベルの解決方法を一緒に考え、
勉強を続けていくという経験ができました。

 

 

3年生に上がり、クラスが落ち着いたときに、
友達とのトラブルが数回ありましたが、
自分で考えて解決していく姿や、
家庭で毎日勉強をする姿を見て、
あの一年間の経験が活きているのを感じました。

 

 

次の年に良い先生に巡り合うことができたことに、
感謝することもできるようになりました。

 

 

新任の先生が担任したことで、
学校では辛い経験をするかもしれません。
しかしその分家庭の中で愛情をもって包み、
子どもを成長させてあげましょう。

 

 

>>子どもの小学校での悩みに戻る

 

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