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小学校の先生が新任で心配A新卒先生のメリットとは?

 

4月の始業式で子どもが帰ってきた時に、
担任を聞くと、新卒の先生だった!

 

 

親としては色々と心配なこともたくさんあるでしょう。
確かに新任の先生が担任した時に、
色々と問題が起こる可能性があるでしょう。

 

 

>>新卒の先生のデメリットに進む

 

 

しかし、それらの問題は、ある意味では、
子どもを成長させる糧になるでしょう。

 

 

また、新卒の先生が担任になったことで、
意外と子どもに大きな影響を与え、
とても良い結果になることもあります。

 

 

今回は新任の先生が担任になった時の、
メリットと考え方について書いていきます。

 

 

新任の先生の良いところは?

 

 

新任の先生が担任になって心配!
いやいや、意外と良いこともあるのです。

 

 

では新任の先生が担任の時の、
メリットは何があるでしょうか?
私は以下の2点だと考えています。

 

 

1 子どもと一緒に成長していく。

 

2 一生懸命働く大人を見せられる。

 

 

では順番に見ていきましょう。

 

 

子どもと一緒に成長していく。

 

 

 

 

新卒の先生、年齢でいうと22か23でしょう。
ついこの間まで学生だった、
お兄さんやお姉さんが、
先生と呼ばれて教壇に立つ。

 

 

ハッキリ言ってかなり厳しいことでしょう。

 

 

先生と呼ばれることにもあまり慣れておらず、
ほとんど何もわからない状態でスタートするのです。

 

 

しかし、逆に言えば真っ白の状態で、
これからどのようにも変わっていけるのです。

 

 

最初のころは頼りなくて心配だったけれど、
1年後には立派な先生として成長している。
そんな新任の先生の姿を、
私は何度も見たことがあります。

 

 

では、新任の先生を育てたのは誰なのか?
それはもちろん子ども達です。

 

 

目の前の子ども達の姿を見ながら、
色々と試行錯誤して、
悩み、勉強し、一緒に過ごす中で、
教師になっていくのです。

 

 

20年の経験がある教師の方が、
経験によって上手に1年間まわすことは、
できるのかもしれません。

 

 

しかし、それはあくまで経験をもとにして、
パターンに当てはめてやっている。
そんな風なのかもしれません。

 

 

初めて担任する子ども達を前にして、
その子達に合わせて柔軟に変われるのは、
ひょっとしたら新任の時だけかもしれません。

 

 

上手くいかなかったり失敗したりした時に、
素直に自分が悪い。
自分が変わらないといけない。
そう思える時期なのでしょう。

 

 

いわゆるベテランと呼ばれる先生の場合、
今までやってきた経験があるぶん、
子どもが悪い。自分は悪くない。
そんな風に考えてしまいがちです。

 

 

子どもたちも自分たちのために、
一生懸命頑張って成長する。
そんな先生の姿を見ることで、
きっと何かを感じるでしょう。

 

 

私は若さゆえのひたむきさ。
そして変化していく姿というものが、
子どもの人生に大きな影響を与える
と思います。

 

 

授業が下手で、クラスが落ち着かなくても、
担任の先生のことは大好き!
そんな子ども達の姿も見てきました。

 

 

子どもが気軽に話や相談ができる。

 

 

 

私は担任する子ども達の
4倍以上の年齢です(笑)

 

 

高学年のクラスを担任した時に、
女の子達はお母さんに相談するように、
私に話をしてくれます。

 

 

ただ、男の子は照れているのか、
思春期だからなのか、
あまり話しかけてはきません。

 

 

担任の先生が若い男の先生だった場合、
男の子たちは大喜びです。
ゲームの話や、遊びの話など、
嬉しそうに先生に話をしています。

 

 

休み時間に一緒に外で遊んでくれたり、
放課後に残っておしゃべりをしてくれたり、
時間や体力的に余裕がある、
若い時代にしかできないことができます。

 

 

また、年齢も近く感覚も近いために、
子ども達も、親や年配の先生には話せない、
そんな悩みや相談を、
気軽に話すことができます。

 

 

もちろん若い先生だからこそ、話せない。
そんなこともあるでしょう。
これはどんな担任だったとしても、
起こることなので仕方がありません。

 

 

小学校時代の記憶なんてものは、
大人になるとほとんど忘れてしまいます。

 

 

しかし、若い先生にしかできない
子どもの中に飛び込んでいき、
長い時間を一緒に過ごす中でできる、
そんな会話の内容はずっと忘れないものです。

 

 

先生とそんな風に話す機会というのは、
子どもの人生でもそうあることではないでしょう。

 

 

先生という大人と近い心で話をすることができる。
これは子どもにとっては、
貴重な体験になるのではないでしょうか。

 

 

結局は人間性の問題?

 

 

新任の先生という存在について、
フォーカスして話をしてきましたが、
私は結局、人間性の問題だと思います。

 

 

こんなことを言ったら元も子もないですが、
新任の先生だからダメだ!
そんな風に思わないのが良いと思います。

 

 

いわゆるベテランと呼ばれる先生の中にも、
授業がとても下手な先生はいますし、
子どもとうまく関係をきずけない先生もいます。

 

 

逆に新任だけど熱意にあふれていて、
子どもと正面から向き合い、一生懸命やって、
子ども達からの厚い信頼を得る。
そんな先生もいるのです。

 

 

そういった意味では、
若さという武器があるぶん、
新任の先生というのは、
それだけで魅力的な存在なのかもしれません。

 

 

私も昔は子どもになめられてしまうので、
早く年齢を重ねておばちゃん先生になりたい!
そんな風に思った時期がありました。

 

 

しかし、今若い先生を見ていると、
あれだけ子どもと心の距離を縮められる、
若い時期というのがうらやましいのです。

 

 

若い先生に担任してもらって、
若いからこその経験を色々させてもらえる。
子どもの将来にとっては、
これこそが一番の価値なのかもしれません。

 

 

最後に

 

 

 

 

長男が4年生の時に、
若い新任の男の先生が担任になりました。

 

 

始業式から帰ってくるなり、
とても嬉しそうに報告してくれました。
(当時私は育休中でした)

 

 

その先生はとにかく熱意があったようで、
普通の先生なら絶対やらないような、
面白い経験をたくさんさせてくれたそうです。
(後で先生が怒られていたそうですが笑)

 

 

その先生と息子は、今も時々連絡を取っていて、
この前一緒にご飯を食べに行ったそうです。

 

 

息子にとって、その先生は、
小学校時代一番の恩師になった
と思っています。

 

 

若いからこその感性、
若いからこその行動、
そういった熱いものが、
子どもには心地よかったのでしょう。

 

 

新任・新卒の先生が担任になった!
それは喜ばしいことなのかもしれませんね。

 

 

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